まるでレゴ！必要なパーツだけ選んで組み立てるスマートフォン『Phonebloks』

昨今、様々なデジタルメーカーから新しいガジェットが次々と発売されています。
その代表ともいえるのが「スマートフォン」。
日本だけでなく世界中で多くの人が所有しており、今後もその人数は大きく増加していくと予想されています。

しかし、このスマートフォン、物持ちの良い人でない限りは大体２?３年で買い替えることになります。
故障した、動作が遅くなった、新しい機能が欲しくなった、原因は様々ですが、短い人なら１年程度で替えてしまうという人もいるかもしれません。

ところがスマートフォンが故障したり、動作が遅くなったり、機能が不足したりするようなケースというのは、一部のモジュール（部品）のみの交換で機能的には事足りる場合が大半を占めます。
動作が遅くなったならメモリやCPUを追加・取替すればよいですし、故障したならその該当部分を交換すれば大丈夫。
新しい機能が欲しければ、その機能を持った部品だけを実装すれば良いですよね。



スマートフォンが買い替えられる度に古い電話はゴミとなり、現状の短期サイクルでの買い替え習慣は、経済的にも環境的にもエコロジーだとは言い難い状況です。



そんな問題を解消しようと試みるプロジェクトがこの『Phonebloks』。
必要なモジュールだけ選んで基盤に差込み、自分だけのオリジナル携帯電話をDIYするといった新時代のスマートフォンです。



たとえば、長時間スマートフォンを使うような人には大きめサイズのバッテリーモジュールを。


カメラでの撮影をメインに使用するような人には高性能なカメラモジュールを。


耳の遠いおばあちゃんには大きめのスピーカーを、といった具合にカスタマイズすることが可能です。


ベースとなる基盤パーツには配線が内蔵されておりピンに接続された部品同士を接続。
部品を差し込む背面側にディスプレイがくるようになっています。




たしかに、最近のスマホは高いものだと１０万円近くしますし、冷静に考えると２?３年で丸ごと買い替えるというのもコストパフォーマンスは悪いかも。
必要な部分だけを取り替えたり拡張したり出来れば経済的にもなりますし、何より自分だけの携帯を友達と自慢しあったりするのが楽しそうです。

『Phonebloks』は、現在クラウドツイーティングを支援するサービスThunderClapにて、商品化が期待されているプロジェクト。
気になる方はこちらからチェックしてみて下さい。

『Phonebloks』
http://www.phonebloks.com/