これは凄い!「水」を入れると発電する乾電池「水電池」が登場
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水で発電する水電池とは?
ソーラーパワーで動く電卓が100円ショップで売られる時代。
最近では藻で発電するバッテリーや電気を生み出すバクテリアなど化石燃料の代替エネルギーを生み出す様々な事例も見られるようになってきました。
それだけエネルギー問題を解決するエコプロダクトが世に求められているのだと思われますが、今回紹介するのはなんと「水」を入れると発電する「水電池」。
付属のスポイトを使って電池の内部に水を注ぐと、乾電池として機能して電気を生み出します。
水電池は実用レベルになっています
まるで魔法のようにも思える電池ですが実はこの乾電池、日本協能電子という日本メーカーが開発したもので、既にAmazonでも販売されている商品。
コンセプトデザインなどではありません。
プラス側の端子の横にあいている穴にスポイトを差し込んで水を注ぎます。
注ぐ液体は水に限らず、ソーダやコーヒー、ビール、尿などでも発電可能。
水電池NOPOPO
電力は通常のマンガン電池と同等の1.5Vで、電流は最大400mA程度となっています。
モーターを内蔵した機器やデジタルカメラなどには不向きですが、LEDライト、ポケットラジオ、時計、携帯電話充電器くらいのものならば利用可能とのことです。
しかも電池が弱くなってきたら再度水を注入することで復活するので、長期で見るとかなり経済的ですね。
しかも地球に有害な物質が含まれていないため、不燃物として廃棄することが出来ます。
水電池の仕組み
この電池の仕組みは科学実験キットなどでも知られている「木炭電池」と同様の原理。
細長い木炭の周りに紙とマグネシウムが巻き付けられており、木炭がプラス、マグネシウムがマイナスの電極に繋がっています。
紙を水で湿らせると、マグネシウムは水(H2O)の中の酸素(O)と結びつき、酸化マグネシウムに化学変化して電子を放出。
同時に炭の表面に吸着した酸素(O)は電子を取り込もうと反応し、電子がマイナスからプラスへ移動することで電流が生まれます。
水という身近な物質から純粋な化学反応でエネルギーを生み出すエコな乾電池。
そういえば、この記事もおもしろかったです。
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2022-09-15
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