スターバックス、貴重なコーヒーが飲める高級カフェをオープン。富裕層ターゲット

今月のはじめ、スターバックスは富裕層向けのカフェを初めてオープンしました。
珍しくて貴重なコーヒーを提供するスタイルの店舗を、来年以降アメリカの主要都市部に100店舗オープンする計画を立てているとのこと。
1号店は、シアトルの通常店舗の1号店から9ブロック離れたところにオープンしました。
“私たちは焙煎珈琲のドラマ、ロマンスなどを大いに表現できるこのようなぜいたくなお店を開くことを夢見ていました。”
スターバックスの社長、Howard Schultz氏は新店舗の中でこう話します。
この店舗でスターバックスが提供する豆は、1ポンドあたり45ドル。
15,000平方フィートの新しい店舗は大きな銅製のコーヒーディスペンサーがあり、小さな豆はキャンディーのようにディスプレイされています。
“説明できない情熱でここまできました（unreasonable passion has let us here）”
という文章が掲げられた木の棒のところで顧客はコーヒーをオーダー。
コーヒーは圧力のかかった熱湯がコーンのようなフィルターを通じてそれぞれのマグに注がれて出来上がります。
近年、ダンキンドーナッツをはじめとする激しい競争にさらされてきたスターバックスは、西海岸にも進出。
富裕層をターゲットをした店舗で新たな収益源を確保しようという狙いです。

スターバックスの通常店舗ですら少し高いと感じる我々庶民にしてみれば、さらに高額な富裕層カフェというのはあまり身近な存在ではないかもしれません。