アイデアが世界を救う！風で荒野を転がる地雷撤去ボール『Mine Kafon』

西部劇などでよく見かける「タンブルウィード」。
風に吹かれて荒野をコロコロ?っと転がっていく、丸くて軽いあの草のかたまりです。
その動きにヒントを得て、アフガニスタンで幼少期を過ごしたマスード・ハッサニ氏が開発したものがこの『Mine Kafon』。
未だ数多くの地雷が埋められたままになっているアフガニスタンの荒野を風の力のみで駆け回り地雷を撤去します。


従来の地雷撤去作業には非常に高いコストがかかってしまいますが、この『Mine Kafon』は主に竹とプラスチックから作られており、量生体制が整った場合一機あたりのコストは約40ドル程度とかなり安価に生産できるそうです。

幼い頃には亡命のために密入国などを経験し、やがてオランダへ移住することとなったハッサニ氏。
地雷のない世の中で自由に走り回ることを夢見ており、この『Mine Kafon』の他にも地雷をスキャンするためのアプリやデバイスを開発しています。
世界にはまだ１億以上の地雷が眠っているとのこと。
いつの日か、子供たちが自由に駆け回れる世界が実現することを願います。