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もう時差ぼけとおさらば!“体内時計”を自由にリセットする方法が発見

もう時差ぼけとおさらば!“体内時計”を自由にリセットする方法が発見
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ヴァンダービルト大学(米国テネシー州)研究者チームはこのほど、生物体内時計のニューロンへ人工的な刺激を加えることにより、動物の概日リズムを変化できることを明らかにしました。

人をはじめとする生物の“眠る”、“食べる”、“動く”などのリズムは、はるか昔から、体の中の時計、いわゆる“概日体内時計”によって自然にコントロールされてきましたが、科学技術がめまぐるしい進歩を遂げ、地球規模の移動や生活パターンが激変したため、 時差ぼけ、季節性情動障害(SAD)、睡眠障害などの様々な有害影響に苦しむことも多くなりました。
今回の発見は、こうした疾患の予防や治療に大きな変換をもたらすものとして注目されています。






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体内主時計は、ホルモン産生を調節する部位である脳視床下部の、視交叉上核(SCN)と呼ばれるごく小さな部分にあります。
SCNは、24時間の休息、活動サイクルを維持する働きを担っており、これによって私たちに、眠る時、食べる時を教えてくれています。
このサイクルはまた、ホルモン調節、脳波活動、細胞再生といった生理的活動にも関わっています。
こうしたリズムは、脳内で調節されますが、光や温度のような外的環境の影響も受けています。

研究者チームは、遺伝子操作により“昼行性”と“夜行性”とした2種類のマウスを使った実験を試みました。
実験マウスの体内時計ニューロンを、オプトジェネティクスと呼ばれる技術(レーザーと光ファイバーを用いて)で刺激し、光にニューロンがどのくらい反応したかを調べます。

これまで、SCNニューロンの発火頻度には概日リズムがあることが知られていますが、ヴァンダービルト大学研究者チームは、オプトジェネティクスで刺激や抑制を加えることによって、ニューロン活性レベルが変化し、体内時計の活性に影響を及ぼすことを示しました。
研究は今のところ人への臨床段階までには至りませんが、大学研究者チームは、概日リズム関連の健康問題に関わるニューロンの“オン、オフ”が可能な標的薬剤の開発に応用できるとしています。
そういえば、この記事もおもしろかったです。
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