匂ってみたい！自分自身や好きな人の香りを香水化するサービスが９月スタート

匂いは記憶に深く結びついているといわれます。
もう会えない、愛しい人の残していった物から匂いを感じた時、その人と過ごした日々の思い出がたちどころによみがえるでしょう。
愛する人の香りを香水にしてくれる、そんな新しい事業が早ければ9月にスタートします。

この事業の生みの親は、保険会社に勤務するカティア・アパラトゥギさん（52）。
7年前に他界した父親を懐かしく思い出す時、彼が使っていた枕カバーを洗えないという母の言葉がきっかけ。

そこからアーヴル大学にて、人の香りを抜き出す研究に携わるチームの助けを借り、いよいよ実現しようとしています。
研究チームが開発した技術の詳細はまだ公開できないそうですが、人の使っていた衣類の切れはしから数百の分子を抜き出し、その人の匂いを作り上げるとのこと。
これには従来の香料蒸留技術を使われるそうです。
亡くなった人の香りを懐かしむだけでなく、母親の香りを衣服に含ませ、赤ちゃんの安眠を誘うことにも応用できるかもしれません。