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【次世代の無線通信テクノロジー】電球から無線通信する技術『LiFi』とは何か?『Wifi』とどう違うのか?

【次世代の無線通信テクノロジー】電球から無線通信する技術『LiFi』とは何か?『Wifi』とどう違うのか?
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現在では「Wifi」や「Bluetooth」といった無線通信の技術が広まり、様々な建物や電化製品において利用されていますが、ここ数年で新たに注目を浴びてきている通信技術があります。
それが次世代の通信規格『LiFi』

『LiFi』とは何か?


『LiFi』とは電球やテレビ、信号機などから発している「光」を使って無線通信を実現する技術的な規格です。

『LiFi』の仕組み


仕組みを簡単に説明すると、ものすごく小さなミクロ単位のLED光センサーを使って、LEDが光ったら「1」、LEDが光らなければ「0」といった形でデジタル信号を伝えます。
この仕組みだけで、LEDを少しの間フラッシュさせればどんなメッセージでも無線で通信させることが可能になります。
モールス信号とちょっと似ているかもしれませんね。









『LiFi』で何ができるのか?


LEDの数や色の種類を増やすなどすれば、もの凄く短時間で大量のデータを送信することが可能になります。
ミクロ単位のLEDの束を超高速でフラッシュさせると、人間の目にはそれが点滅しているとは判断できません。
つまり「ただ光っている」ようにしか見えないわけです。
電球や信号機、街灯などが、普段と変わらない役割を持ちながらも大容量データを高速送受信できる端末になるかもしれないという事ですね。
この仕組みについてはハラルド・ハース氏のTEDでの講演「電球からのデータ発信」をご覧頂けると分かりやすいでしょう。



世界各国ではすでに『Lifi』の研究は進んでおり、ドイツに拠点をもつフラウンホーファー・ハインリッヒ・ヘルツ研究所の研究者たちによって開発されたものでは、なんと3Gbpsものスピードを出す事ができるんだそうです。









『Wifi』じゃダメなのか?


電波(Radio waves)には制限があり、一定の範囲の波長しか使えませんが、電球の光などの可視波長は膨大な光スペクトルを持ち、なんと電波の10000倍にもなるため、将来的にスマートフォンがさらに普及したり、通信するデータサイズが大きくなったりしても、帯域を制限されるなどということは無くなるということになります。

また電波を使うとなると基地局が必要となってきますが、こういった電波塔の効率性が非常に悪いと言われています。
大量に消費されるエネルギーのほとんどが電波を送るためではなく、塔の冷却に使われています。

さらに、電波は妨害されたり傍受されたりと安全面においても問題があります。

電波を使った無線通信における問題を解決する技術的革新が『LiFi』というわけです。

そういえば、この記事もおもしろかったです。
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