首元に吹き付けるだけ！1時間以内に眠りに誘う睡眠スプレー『Sprayable Sleep』

睡眠薬に頼らなくても良くなるかも。
『Sprayable Sleep』と名付けられたこのスプレーは、首に2回吹き付けるだけで1時間以内にユーザーを眠りにつかせることが出来るもの。

人間の体は、暗くなるとメラトニンを自然に生成するようになっていますが、人工の光を放出する電子機器を継続して使っていると、メラトニンの生成が遅くなってしまうことがあります。
人は眠るためには平均で0.03mgのメラトニンを必要としますが、睡眠薬の大半には必要量の100-300倍のメラトニンが含まれています。
そのために、睡眠薬を使用した人の中には、摂取した翌朝だるさを感じることが多いと言われています。
また、睡眠薬を摂取しすぎると、体の生活リズムが崩れ逆に眠れなくなってしまう人もいます。

一方、『Sprayable Sleep』は体に適量がしみこむことによって、体内で生成されるメラトニンと似たような効果を夜中に発揮します。
このスプレーのメラトニンの含有量は一般的な睡眠薬の30分の１程度で、メラトニン、チロシンと蒸留水を混ぜ合わせたものになっているとのこと。
クラウドファンディングのindiegogoにて資金調達中のプロジェクトで、24時間もかからず出資目標15千ドルの2倍の資金を調達。
今では調達率1200％オーバーの期待の星となっているようです。


開発者によると、もし夜中に起きてしまっても、もう一吹きすればまたすぐに眠ることができる、とのこと。
スタンフォード大学の開発者は、
”睡眠薬とは異なり、Sprayable Sleepは使用した次の日、だるさを感じるようなことはない”
“Sprayable Sleepは世界初のメラトニンスプレーで、いつでも眠ることができ、有害な物質や中毒性のある物質等悪いものは含んでいおりません。”
と、自信をもって説明しています。

Sprayable Sleepは現在開発の途中段階ですが、2015年2月には試作品が完成する予定です。