太陽光を使った携帯電話のポータブル充電器 途上国で活躍

携帯電話の充電は、先進国に住む私たちにとってはごく日常的な行動のひとつ。
コンセントに繋いであっという間に充電することが出来ます。

しかし、発展途上国では約6億5000万もの携帯電話が「Off-grid（電気と繋がっていない）」状態となっており、自由に携帯電話を充電することが難しいと言われています。
例えばアフリカ東部に位置するウガンダ共和国では、携帯をフルチャージするのに約500シリング（US0.2ドル）かかりますが、一日の収入がUS1.0ドル以下で暮らす人々にとって、その出費は大きな負荷。

その問題を解決すべく活動しているのがロンドンのBuffalo Grid社。
この度、ソーラーパワーを使って携帯電話を充電することのできるポータブルなデバイスを開発し、途上国への導入を図っているようです。





この端末は、60ワットの光起電性パネルを用いてMPPT方式で充電する仕組み。
フルチャージされたユニットで約３日間動作し、１０個の携帯を同時充電可能で、一日に３０?５０の携帯を充電することが可能となっているようです。
こうしたユニットを用いることで、携帯電話の充電以外にも医療や教育領域にも応用できると考えられています。